遺産相続問題6 兄の嫌がらせなのか何なのか

 

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父に会いに実家に行きました。

弁護士さんと話し合って、父に成年後見人をつけるためにいろいろと動いていました。

そんなある日、父が「今日寿司を食べた。○○証券に行った帰りに」と言うじゃないですか。

○○証券と言えば、父はそこで株とか投資信託とかをやっていて、担当の人にすすめられるままいろいろ取引をしていました。

でも、もともとあまりそういうことには疎くてよくわからない人だったので、だんだん面倒臭くなってきて体調が悪いと担当者からかかってくる電話にも出なくなり母が困っていました。

わたしが実家に滞在している時にもよく営業やそうじゃない満期の手続きの電話などもかかってきて、わたしに任せるから適当に答えてくれと頼まれました。

もちろんそういう判断は本人しかできないので、正式に代理人の手続きをすすめられてそのようにしました。

その後は、積極的な株などの取引はできないけれど、わたしの判断でいろいろできるようになり、両親と相談しつつ毎月分配型の投信など両親が楽しみに使えるお金が入るような商品を購入したりしていました。

両親は、特に母は担当の人の電話がわたしの方にかかってくるようになって、いつも父が電話に出てくれなくて申し訳ないしストレスになっていたので本当にありがたいと感謝してくれていました。

わたしもネットから時価などを確認できるので、損をしないよう気をつけて益が出た時にはタイミングを考えて解約したりしていて両親が喜んでくれるのが嬉しかったです。

母や亡くなる前には「○○証券のお金は全部あなたが貰えば良いから」と言っていましたが、まぁ気持ちだけありがたく頂戴しておきました。

父はよくわからず母が亡くなってからは「○○証券は○○(わたし)が好きに使っていいから」と言ったり、「○○証券のお金は○○が勝手に使っているんだろう?」とか何度わたしが勝手に引き出したりできるものじゃないからと言ってもなかなか理解できないようでした。

 

兄はわたしが勝手に○○証券のお金を使うと思ったのか何だかわかりませんが、姉を伴って父を連れて○○証券にわたしを代理人から外して売却できるものは全部売却する手続きに言ったのでした。

慌てて証券会社に電話して兄が代理人に変更したのか等聞きましたが、父本人にしか答えられないと。

ずっと信頼関係もある程度あった担当の方なのにあんまりです。

「ご本人がいらっしゃったので手続きしない訳にもいかなくて」と後で謝ってはくれましたがわたしは半狂乱でした。

 

翌日、父が良いと言うので父の負担にはなるとは思いましたが、父を連れて○○証券へどういうことなのか説明してもらいに行きました。

支店長と担当者は兄と姉が父本人を連れて来たので手続きせざるを得なかったとのこと、父の状況を考えて代理人というのは無理なので兄が代理人になったわけではないことがわかりました。

帰り際に前日来たのにいまひとつ何をしたか覚えていない父を見て支店長が、「今後のことも考えて成年後見人をつけた方が良いと思いますよ」とおっしゃっていました。

父はわたしに悪いことをしたと謝っていましたが、自分は判断能力がないとは思わないけれどもういろんなことがよくわからないし、老いては子に従えと言うから子供たちからだったら誰からのどんなことでも従うと言っていました。

それで揉めても?と聞くとうーん、とにかくそうなったら子供たちで何とかしてくれと。

しょうがないですね、もともと母にいろんなことを任せっきりで、そういう人なのだから。

そういうところが好きでもありました。

兄との違いは、父が兄の立場だったらたぶん姉とわたしに任せるから困ったこととか重要なことだけは知らせてくれと言うんじゃないかと思いました。

いろいろ悔しかったですが、ちゃんと考えてバランスよく投資していたのに全部解約してしまって、その頃株安だったのでそのままにしておけばかなり利益が出たのにということが何とも悔しかったです。

 

弁護士さんと相談して成年後見人をつける手続きをすすめていましたが、父を精神科に連れて行って診断書を書いてもらわなければいけないことなど父の負担になることも多く、また父が後見人をつけることを望んでいるかというとそうともいえない気がしたのでとりあえずは断念することになってしまいました。

 

その後兄が代理人の弁護士をつけたと連絡があり、わたしが自宅に戻ってすぐ父も交えて話し合いをしたいと言ってきました。

わたしが実家に戻っていたことを兄も姉も知っていたのに、戻ってすぐというのも意地が悪いし、証券会社のこともありとてもそんな気にはなれませんでした。

それに父を交えての話し合いなどすれば、父が板挟みになりわたしが折れなくてどうにもならないだろうことはわかりきったことでそれを狙っているかのようでした。

しかも、父の財産にわたしが何か希望があるのなら聞いてやってもいいというような文面でした。

 

だいたい不正や自分だけ得しようとしている人が成年後見人を立てたいって言うでしょうか。

何故後見人をつけることに反対するのか、その方がよっぽど怪しく思えませんか?

 

この話し合いの申し出に、弁護士同士でと返事したことに怒ったのか、兄がまた暴走します。

 

続く

 

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